タイビジネス相談スッパ切り [D-MARK MAGAZINE NOV 2013 Vol.48]

バンコクと東京で働く社長 パクストレーディング(株)社長・諸戸文月の「タイビジネス相談スッパ切り」
—————————————————————————-
バンコクと東京で働く社長 パクストレーディング(株)社長・諸戸文月の「タイビジネス相談スッパ切り」
—————————————————————————-
Q.タイで飲食業を始めたいと思っていますが、投資に関して何か規制はありますか。
A.「規制」としてまずは、出資法によるものがある。財閥系ないしは地場系のタイ企業が51%以上の出資をすることになる。ただし、「規制」はあくまで建前であって「本音」とは乖離がある。
 形だけのパートナーで自社主導であってもいいし、パートナーの強みを生かしてレバレッジをかけて進出するのもありだろう。
どうするかはタイ市場に対する進出の戦略的スタンスにもよるだろう。
勝負はパートナー選びと商品力でほぼ9割決する。
「規制」について掘り下げていけば、いろいろとあるがパートナー企業に相談すればいいだけの話しだ。
というよりも、すでに「飲食業」に日系が乗り込むこと自体にどれだけのうまみがあるかが疑問だ。タイ企業が日本企業と合弁で事業を行うメリットは中長期的にはノウハウの吸収にある。実態として、地場系企業がチェーンを成功させているのは一目瞭然だ。
 よほどの商品力がない限り、今からではすでに遅すぎる。
[D-MARK MAGAZINE NOV 2013 Vol.48 掲載]

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です